与党が審議拒否をしました。
衆院決算行政監視委員会で5日午後、民主党の仙谷由人委員長が平成17年度一般会計歳入歳出決算などに関し委員会の開会を決めたのに対し、与党は出席を拒否、委員会が成立せず流会となる異例の事態が起きました。
衆院事務局は今回の事態に「聞いたことがない」と話しているそうです。
⇒産経新聞:与党が“審議拒否”の珍事 衆院事務局「聞いたことがない」
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070704/skk070704004.htm民主党は安倍首相の出席を求めて、年金記録不備問題について質疑をする予定でした。年金問題はまだ全容が明らかになっていません。それを少しでも明らかにする義務が政権与党にはあるのではないでしょうか。ちなみに、
一番この問題を議論すべき厚生労働委員会は6月26日以降、1回も開かれておりません。過半数を占める与党委員と自民党の委員長によって、委員会を開かないという決定が為されているからです。今もっとも国民が求めている年金に関して問いただす機会すら野党には与えられていないのです。
委員会を開くと長妻議員が質問し、また新たな火種が出るからでしょう。これが「年金を守る」とうそぶいている与党の実態です。
他にもセコい例でいえば、以前、
長妻議員が質問に立つ際に、出してくれと要求していた資料を質問に立つ1分前に渡すというバカらしくセコいやり方をしたこともありました。これで質問できるわけがありません。
こういう呆れたやり方を平気で行っているのが今の安倍内閣です。
自分達で強引に会期を延長しておいて、審議には応じられないというのはどういうことでしょうか。何のために会期延長をしたのか、これでハッキリしたと思います。選挙に使える自分達の法案は強行採決するが、野党の追及は一切受けないということです。
以前の日記でも書きましたが、
参院選の投票日が1週間ずれたことで100億円以上の税金が無駄に投じられているわけです。では、その100億円の無駄を少しでも回収するためにも、年金問題を中心とした諸課題についてきちんと議論する必要があるわけです。
野党の追求が怖いから与党が審議拒否するなどという、こんな幼稚な独裁政権を許していいのでしょうか。
審議拒否といえば、民主党の審議拒否にも大きな批判がありましたが、民主党は柳沢大臣の失言問題における審議拒否以降は、与党が異常な強行採決の連発をする中も審議には応じています。
さらに加えて申し上げるなら、あの時の審議拒否は
・柳沢大臣の発言について本人から真意を説明し、この問題についてちゃんと議論をすべきと野党が主張
・与党は応じず
・ならば野党も審議には応じられない
という野党なりの理由があったわけですが、今回の与党の審議拒否には全く理屈が通っていません。与党は「強引にやるのは承服できない。委員会そのものが成り立たない」と言っていますが、散々強引に国会運営をしておいて何を言っているのか、という感じです。
私も中学生の頃から国会を見てきていますが、ここまで数にものを言わせてすき放題している内閣は初めてです。
こういう発言は昔ながらの野党みたいであまり言いたくないのですが、正直「民主主義が崩壊しつつあるのではないか」と真剣に考えてしまいます。
今度の参院選は参院選の与野党逆転ということ以上に、この安倍内閣の異常な国会運営に対し、国民がどこまで声をあげるのか、郵政選挙以降の異常な状況を修正できるのかが問われているのだと思います。
posted by 熊谷としひと at 07:17| 東京

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