私は中学校の時以来ですが、当時無かった新館を中心に見学をしました。

新館は原爆投下に至るアメリカの戦略・経緯を当時の資料をもとに詳細に展示しているほか、現代における核軍備競争の状況なども示されていて非常に素晴らしいものでした。
科学者からは「無警告での投下はダメだ。示威実験を行い、日本に原爆の威力を見せた上でそれでも降伏に応じない時、初めて投下すべき」という意見があったり、陸軍長官からは「ポツダム宣言に天皇制存続を入れるべき。でないと日本は降伏に応じない」など、原爆投下を回避する様々な可能性があったことを知ることができます。
また、各国指導者がこの資料館に来た際に記していったメッセージが公開されており、私には一番興味深いものがありました。
人類は皆ここを訪れるべきである。
ここを訪れたものは皆平和のメッセンジャーとなるだろう
多くの指導者が上記のようなメッセージを残しており、やはり「知ってもらうことが核廃絶の第一歩」であることが良く分かる展示物です。
(日本の指導者は全員「恒久平和」の4文字だけでした。決まり文句になってしまっているようです)
入場者数は年間150万人、うち修学旅行生が30万人でこれは10年以上前から横ばい、外国人は15万人で数年前と比べると倍になっているそうです。
一人でも多くの人に原爆の事実を知ってもらうこと、それが日本ができる世界平和への貢献なのではないでしょうか。
最近日本でも核武装の必要性を論じる方が増えてきました。
確かに外交上・安保を考える上で核という存在を考えることは重要なことです。私も否定しません。
しかし、本気で核武装を唱える方は原爆の悲惨さを理解しているのでしょうか。国家の利害を超えた、人間として失ってはならないものをここに来ると改めて考えさせられます。
●委員会視察の総括
正直視察に行くまでは「どうせ旅行を兼ねた視察だろう」と思っていたのですが、事務局の手配も良く、私個人としては色々と刺激を受けた視察でした。
しかし、他の議員の中には説明中毎回ずっと寝ている方も何人かいて、「何のために参加してるんだろう?」と不思議に思うこともありました。結局は人次第なのかもしれません。





