KDDIが顧客情報の流出を起こしたらしいですね。しかも400万とは…
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060613it12.htm
流出したのは2003年12月ということですからYahooを始めとする顧客情報流出騒ぎが起きる前の出来事のようです。
この時までの日本の顧客情報対策はまだまだ不十分でしたから、おそらく内部犯行の疑いが相当濃いと思います。
流出元と見られる保守用のパソコンはICカードで入退室が管理されたシステムルームにあり、社員48人、業務を委託していたシステム会社の社員177人が利用できる状態にあったということですから、やっぱりズブズブの時代ですね。
顧客情報流出事件によってYahooが負ったダメージは相当大きくボディーブローのように効いています。
ブランドというのは一朝一夕に生まれるものではなく、そして一度のミスで全てが消えてしまいます。
私は昨年までセキュリティ対策・個人情報保護法対策を指揮する立場にいましたが、どうしても社内では「余計な手間を増やしやがって」「面倒くさい」という意見が圧倒的で非常に迷惑がられました。
しかし、自分たちが日常的に扱っている個人情報量の多さを真摯に考えれば相当危ない話であり、面倒くさいというレベルで論じる話では全くないのです。
しかし、末端の社員というのは自分の身の回りの仕事しかどうしても考えられません。こういう「直接利益を上げるものではない、しかし長期的には絶対に必要な対策」というものは最終的にはトップの号令によって行わなければ絶対に社内で徹底されません。(勿論、全社員の教育というのは一番大事なテーマではあります)
我が社でもトップクラスが口を酸っぱくして「不必要な情報を持つな」「いいから捨てるんだ」など言い続けております。
政治も同様で、有権者に口当たりの良い政策ばかりを言うのではなく、官僚では実施できない「口当たりは良くないが長期的には絶対に必要な政策」というものを政治家こそが責任をもって決断し、有権者に理解を求めなければいけないと思います。
それこそが「国家百年の計」なのではないでしょうか。
今はみんな口当たりの良いことばかりを主張し、予算を取り、結果財政が破綻し、将来へどんどん負の遺産を残していっています。
将来財政が破綻した時、「こんな日本を残した先人達はバカか!?」と私は言われたくありません。



