プロ野球騒動の時は好き放題「体質が古い」だの「変わる時」だの第三者として報道していたマスコミが今度は自分の庭に進出されて必死にマイナス報道をしているのが非常に面白い。
今度の事件はまだ決着していないとはいえ、マスコミの体制が今のまま変わらないとは言い切れないこと、最近のマスコミ各社の株式公開により買収の危険性は高まっていること、以前から主張されていた放送と通信の融合がいよいよ避けられない時期に来ていること、などを改めて実感させられたと言える。
ただ、マスコミの論調を見ていると、どうもその辺が本当に分かっているのか疑問に思ってしまうくらい、自らに突きつけられたこの種の課題について検討した番組が殆どない。
結局自己批判の精神はマスコミにおいてもなかなか為されていないと思わざるをえない。
一番考えさせられたのは森前首相を始めとしたライブドア批判で一番多いこのセリフ。
「金で何でも解決できるなんて間違っている。教育が間違ったのか最近の若者の考え方は間違っている」
はぁ?
と思ってしまう。全くお笑いだ。
資本主義、市場原理の中ではライブドアのやり方は全然おかしくはない。資本主義とは資本を元に経済が動くという思想である。自分で自分の原理を批判していることに気づいてもいないのだろうか、この人たちは。
そして、全くバカらしいことにこの手の批判をする人はかなり多い。私の会社にも結構いる。
30代の若者がそれなりの覚悟をもって一勝負を打ったこと自身は何も否定されることではない。
来年商法が改正される。これにより従来は不可能であった株式交換による買収が可能になる。株式交換による買収はアメリカでは一般的に行われていて、株式発行余力がある企業であればキャッシュが無くとも企業を買収可能になる。
来年からは買収戦争が行われるかもしれない。
いずれにせよ冒頭に述べたように通信と放送の融合は避けられない流れだ。これに商法改正による買収時代が幕を開ける。
堀江氏の行動は来年から起こる大きな流れの前触れに過ぎないのである。
ただ、私はライブドア堀江氏擁護派ではない。むしろダメダメだと思っている。
とにかくテレビに出すぎだ。テレビに出るということは何か目的があって出なければいけない。しかし、堀江氏の一連の出演は何が目的なのかさっぱりだ。
マスコミはネタができて大喜びだが、自己弁護したいのか大衆の理解を求めたいのか、戦略を語りたいのかさっぱり分からない。サービス精神旺盛なのか?
折りしも榊原氏がブロードキャスターで「戦争なんだからべらべらしゃべっちゃダメ」と言っていたが、正にそう思う。
しゃべることに何のメリットがあるか分からない。非常に子供に見えてしまうのだ。
マスコミに出る時はメリットが十分見込める時だけだ。それ以外に出る理由は無い。
おそらくライブドアの社員も困っているだろう。広報側は出て欲しくないが社長を誰もコントロールできないのだろう。普通に考えれば止めるはずだ。
どうも菅さんの辞任騒動の時に意味も無く出演を続ける菅さんを民主党が止められなかったのに非常に似ている。
いずれにせよ、批判されることが分かっていながら出演し続けて子供じみた発言を続けて墓穴を掘っている堀江氏を見ると、とても社長として適格とは思えない。
この件がもしライブドアに有利な結果が出たとしてももうダメだねこの企業は。
プロ野球参入の時もそうだが、テレビで寵児ともてはやされ調子に乗って、これから参入するプロ野球の批判をしオーナー批判をし、結局選に漏れたライブドアと、参入が決定されるまではナベツネの犬と言われるくらい媚びへつらい、参入が決まるや否や翻したように球界批判を行う三木谷オーナーとはやはりビジネスマンとしての基本能力に大きな差があるといえる。
個人的には堀江氏のキャラクターは味があるし、飾り気も無く駆け引きもできない性格は好感も持てる。残念なのは堀江氏という若者に好感度の高い素直なオタク青年を補佐する、慎重で安定感のあるビジネス界受けする重鎮がライブドアにいない点だ。
ライブドアが今後発展するためには上記の人材をナンバー2として確立できるかにあるだろう。
今のままでは所詮ベンチャー止まりだ。
あと、この件をきっかけに時間外取引が規制される動きは遅きに逸しているとは言え良い動きだといえる。
TOB最中に時間外取引で一気に株が買えるとすればTOBの精神そのものが形骸化してしまう。堀江氏はその法の隙をうまく突いたと言えるのでそれを批判するつもりはないが、これをきっかけに今後こうした行動をできなくするのは良いことだと言える。







非常に勉強になります!感謝!!
堀江社長、日曜日のテレビに又でていましたね。
本当におっしゃるとおり、しゃべりすぎですね。でも私は好きですよ。ああいった
ドンキホーテタイプは。
竹本淳一
同感。
TBさせて頂きます。
調べていたら今回のMSCB(修正条項付き転換社債型新株予約権付き社債)の引き受け元であるリーマン・ブラザーズがMSCB発行にあたり堀江氏から借り受けているライブドア株を売却し始めているようですね。
借り受けた株を高値のうちに売却し、ライブドアの株価が下落したところでMSCBを一気に株式転換するというリーマンの戦略が見えてきます。
結局リーマンの一人勝ちになりそうですね。
昨日ブロードキャスターでリーマン顧問の榊原氏が「今回はリーマンの勝ち。次はリーマンの後ろに控えている外資金融機関、日本ノンバンクが表に出てくる」と言っていましたが、ようやく全容が見えてきました。
勉強になります。
ホリエモンありがとう。君の死は無駄にしない。
提携しましょうってことでしょ。
出演料とかアクセス数などという低次元なレベルの話では済まされない行動を今堀江氏は取っているのですから、そういう穿った見方は止めた方がいいですよ。
もし、仮に売名行為だとすれば、こんなに批判を受ける行動をしているわけですから逆効果になるだけで意味がありません。
最も堀江氏はそこまで馬鹿ではありませんが。
アクセス数が上がるのは「序の口」で、味方がさらに増えてくれればとか思っているんじゃないでしょうか。
株価ももう下がらないでくれ〜という気持ちでいっぱいなのでしょう。(内心は)
当初は、リーマンが空売りしたぐらいで株価は(=自分のファンの信仰は)ゆるがないというのが計算にあっての借金だと私は思いましたが…。
そのくらい浅はかな人でないと、こんな風にべらべらしゃべってまわれないと思いますよ。
ホントにそういう風に考える人がいるんですね。
タブロイドとかワイドショーのレベルですな(笑)