■6月16日(月)午後一般質問を行います!
■熊谷としひと公式Web:http://www.kumagai-chiba.com/

2007年01月12日

教育改革論議に一言:心の教育よりやるべきことがある

私は政治の世界を志す一つの大きなきっかけが教育の充実にあったわけですが、最近いじめ問題前後からやたらと政治の世界で「教育再生」が語られる現状に戸惑いを感じています。
今の教育の現場を知らない年配の方々がおっしゃる教育改革というのは常に現実論ではなく「心の問題」だから更に困ります。

「今の教育は心の教育が足りない」
「文化、伝統を愛する教育を」
「教師の質向上を」

確かに心の教育は大事です。歴史伝統を理解し愛する教育も大事です。教師の質向上も大事です。
しかし、それ以上に手をつける問題があるのではないか、精神論ばかり言うのではなくもっと具体的かつ現実的な議論をして欲しいと思います。

政治によって国民の精神を変えられるなど、思い上がりも甚だしいと私は思います。
政治、政治家は具体的な教育内容に口を出す前に、質の高い教育を提供できるサポートをまずすべきです。

今の教職員の数は足りているのでしょうか。
全く足りていません。
昔と違い教員に絶対的権限が無い中、1人の教員が40人を受け持つ制度はもはや破綻しています。進んだ自治体ではどんどん少人数学級が導入されています。
今の時代に合わせたクラス構成、教員の配置についてまず議論すべきでしょう。

今の教育予算は足りているのでしょうか。
全く足りていません。
諸外国と比べても日本は土建には金を割いても教育にはまだまだ予算が行っていません。それどころか予算削減の中、教育予算も同様に削られている状況です。
今千葉市では教職員にパソコンが支給されていません。教職員はみな自前でPCを調達している状況です。千葉市以外でも多くの自治体がこのような状況です。

心の教育を説く政治家は今の学校現場、教育予算の配分を本当に見ているのでしょうか。自分の勝手な主観を押し付ける前に、確実に効果の出るこうした現実的解決論をして頂きたい。
教育プログラムも含めて改革をしたいのなら、まず自分が教職員となり現場で今の子供たちが抱える問題を肌で感じてからの方が絶対良いと思います。

私も歴史・伝統を愛する人間です。また家庭教師組合を自分で作った人間ですから、今の教育が抱える問題には強い関心があります。
しかし、教育内容そのものに政治家がタッチする前例を作ってはいけないのだとも思っています。

ですので、私は政治家を辞めた後自分で学校を作るなり、教育現場に行くことが最終的な夢です。
教えられる程のタマではないというご意見もありますが(笑)


以前の記事「今の教育議論に物申す」(06/11/14)
http://shibucho.seesaa.net/article/27482232.html
posted by 熊谷としひと at 11:57| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
つまり

政治家が出来る事=ハード面(設備、人員)の仕組みづくり。

政治家が出来ない事=ソフト面(教育方針、カリキュラム)の整備。

ということですか。(一概にいうのは難しいとは思いますが。)

まぁ理屈では分かります。教育現場には現場の専門家、意識の高い人がいるわけだし。分業するのは当然でしょう。

私的には

千葉市=ハード面
 ↑ 
政治家=橋渡し、調整役
↑ ↓
教育委員会=ソフト面

という簡単な図式がイメージできましたが合っているでしょうか?
Posted by うっちい at 2007年01月12日 15:32
お疲れ様です。
基本的にはその図式の通りです。ただ、今の教育委員会の制度では十分な改革は難しいでしょうから、地域、保護者、現場の教師を交えた地域教育会議的なものは必要でしょうね。
いずれにしても政治家はそうした仕組みを作ることが仕事だと思います。
Posted by 熊谷としひと at 2007年01月13日 09:24
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/31279744

この記事へのトラックバック