今日14時から長沼原勤労市民プラザで行われた毒ガス弾の可能性がある不発弾の説明会に出席しました。
説明者は環境省・防衛省・千葉県・千葉市。

出席者は100名以上。
議員では
民主党:天野県議、今村市議、熊谷
自民党:阿部県議、小松崎市議
共産党:小関市議、佐々木市議
内容は
1)毒ガス弾の可能性のある砲弾の発見について
2)発見場所における当面の安全確保対策について
3)発見場所における今後の対応について
●場所は下志津演習所の跡地
不発弾の発見場所はやはり稲毛区長沼原町。
詳しい内容は地権者の要望等から明らかにして欲しくないとのこと。旧陸軍 下志津演習所の跡地の一画で現在農地となっています。
●5月2日時点では毒ガス弾と判定できず
砲弾の発見は5/2、8/1、8/6の3回に渡って計4発。
5/2時点では毒ガス弾の可能性に気づかず、8/1の砲弾が毒ガス弾の特徴があったため遡って5/2のものも調査し毒ガス弾の可能性ありと判明したとのこと。
質問者が指摘しましたが、5/2時点では結局初動を誤ったということになります。防衛省は「今後教育を徹底する」との回答。
●形状・部品などから毒ガス弾の可能性が高い
未だに「可能性あり」になっているのは、砲弾の中身に爆薬の他に液体が入っていることから、ガソリンであれば焼夷弾、化学物質であれば毒ガス弾となり、現時点では断定できないため。
ただし、X線による内部分析の結果、木製プラグやゴムペレットという焼夷弾に特徴的な部品が無いため、毒ガス弾である可能性が高いと判断しているとのこと。
今後は専門家の意見も聞きながら安全に判定するための手法を研究するとのことで、ある程度の時間を要する可能性が高いです。
●当面の安全確保策
<第一段階>
1.当該農地での土地の掘り起こし作業の中止
2.敷地周囲のフェンスの強化
3.農地内部にトラロープ・看板を設置し侵入を防止
<第二段階>
旧開拓道路の封鎖(10/9〜国の調査・対策が終了するまで)
県警は現場の警備のほか、特殊部隊の体制も整備。
●今後の対応
・物理探査の実施
・専門家の技術的助言を受け、勤続調査等を実施
・地域住民への情報提供を実施
●質問が殺到
私も含め、多くの方々から質問が殺到。
一番は私も質問しましたが、やはり「なぜ農地だけの調査で終わるのか?」という点。下志津演習所全体に毒ガス弾が埋まっている可能性があるわけですが、環境省は
・以前から不発弾がこの農地に集中している。
・毒ガス弾は昭和37年にこの農地で1回見つかっただけ
・その他の土地は住宅が立つなど土地に改良が為されている。その過程で見つかっていない以上、可能性は低い
などを理由にあくまで当該農地のみの調査をするとのこと。
確かに周辺の土地も含め土壌調査を行っており、その際に汚染物質が発見されなかったことも合わせて考えると、周辺部への毒ガス弾の存在は極めて低いことは理解しますが、周辺住民の不安を考えれば本当に限定的な調査でいいのか疑問です。
今回の毒ガス弾は地表からわずか50cm前後のところで発見されているという事実もありますし、今後の調査をウォッチしながら、私たちも調査拡大の必要性を検討していかなければなりません。
また、そもそもこの砲弾が毒ガス弾と認定できていない点も問題です。
一番の原点である、「毒ガス弾なのか」が判定できなければ調査は前に進みません。早急な調査を国に求めていきます。
さらに、私は「金属調査などは一体いつ終わるのか」と聞きましたが、明確な回答は無し。
これは市当局も「私たちも知りたい」と言っていますので、連携して国からの情報提供を求めていきます。
●住民感情を逆撫でする役人の無神経さに呆れる
しかし、役人というのはどうして市民感情が理解できないんでしょうね。
環境省の役人が冒頭に「私は稲毛区に新婚時代住んでいまして非常に懐かしい思いがいたします」などと住民の気持ちを逆撫でするようなお気楽な発言。
彼にしてみれば地域への思い入れを語り友好ムードの中で進めたかったのかもしれませんが、住民が不安の中、そして遅すぎると怒りを感じている中で、よくこういう発言ができるなあ、と呆れてしまいました。
この日記でも以前書きましたが、もっと緊張感をもって真摯に対応している態度を示せば、それほどこじらせることが無かった案件も、役人のこうした態度で問題が長引くケースを私は数多く見ています。
今回の問題は態度だけで済まされる問題ではありませんが、住民と国で危機感が全く違うことだけは参加者全員が抱いたことでしょう。
こういうことを続けていてはいかんのです。
この説明会で終わりではなく、これからが重要になっていきます。民主党としてもこの問題を継続して調査していきますので、ご意見などがありましたら、お寄せください。



