これは殆ど観光ですが、京都タワーは市の中心部にあるため、展望台から眺めると京都市の道路状況や都市計画が一見して分かります。
他の大都市にも共通して言えますが、市中心部を貫く道幅の広い道路があるかどうかが、その都市の成熟度を表していると私は感じます。
その後、新幹線で広島へ移動。
広島では以下を視察しました。
・区役所機能のあり方について
・地域ポータルサイト「こむねっとひろしま」について
・まちづくり市民交流プラザ
・広島平和記念資料館

●区役所機能のあり方について
政令市に存在する区役所の機能の考え方には@大区役所制とA小区役所制の2つがあります。
大区役所制とは戸籍・年金・税務などを扱う区役所本来の機能に加え、土木・農林・建築などの業務も加え、区役所を総合的な行政機関として位置づける考え方です。
何をもって大区役所制とするかは様々ですが、大区役所制を導入していると言われる主な政令市は札幌市・仙台市・広島市・福岡市です。
地方分権が進む中、国⇒県⇒市へと権限・事務が委譲されていますが、そうなると当然、市⇒区役所という地域分権が進むことも当然の流れです。
千葉市は小区役所制を採用していますが、今後の区役所制度のあり方を考えるため広島市の状況を研究する必要があります。
●区長の権限こそ区役所分権の大きな鍵
区役所分権を進めていく中で区長の権限も大きくなります。私は以前から「千葉市の区長は権限が非常に少ない」と感じていたのですが、それは当然でした。
他14政令市全てが区長の職階位は本庁局長クラスに対し、千葉市のみ本庁部長クラスです。これでは区役所分権は進みません。
広島市では市長・副市長・局長による幹部会議に区長も出席しますし、さらに区助役というものも設置できるようです。
もちろん、区役所分権が全て正しいわけではありません。大区役所制を取っている広島市でも、「これは本庁が行った方がいいな」という業務もあるはずです。
ただ、地方分権が進む中で市の業務が増大することを考えると、より現場に近い区役所に権限を委譲していく流れ自体は避けられないことなのだと私は思います。
●秋葉市長の存在感
また、今回広島市を視察して感じたことは秋葉市長という先進的でユニークな市長のアイデアなり息吹が随所に感じられたことです。
秋葉市長は3期目ですが、大規模事業をバッサリ切り、当時相当な物議をかもした市長です。
市長へ直接メールを送ることも可能で、平成18年度では1676件、市民相談センターで市長宛となったものは4454件。それら全てを秋葉市長が目を通し、自分が対応するもの、職員で対応するものを振り分けているとのこと。(ちなみに3日以内に必ずアクションをするそうです)
さらに、市役所で市民と対話会を行っているほか、各区役所に出向いてタウンミーティングも定期的に行っているとのことで、この辺りは千葉市もできる範囲で見習いたいところです。
●地域ポータルサイト「こむねっとひろしま」
これも秋葉市長のアイデアから始まったそうですが、町内会・自治会など地域住民による地域のホームページ作りを支援するシステムです。(平成17年12月開設)
地域活動支援と高齢者のIT利用を高めるため始まった試みですが、聞いた瞬間「難しいな…」と感じました。
私自身も自治会役員としてIT業界出身として「ITを活用して地域社会をどう活性化するか」を自分のテーマの一つに置いていて、こういう試みも考えたことはありました。
しかし、私の経験からいって、こういう「あったら便利だけど無くても困らない」ウェブサービスは利用が伸びない傾向があります。
利用者を聞いたところ払い出しIDは150程度に留まるようで、広島市も利用促進に向け頭を悩ませているようです。
「なぜ市民局ではなく情報政策課が担当なのか」「なぜSNSを活用しなかったのか」などなど、様々な突っ込みどころはありますが、こういう取り組み自体は評価すべきです。いずれITと地域社会を組み合わせなければいけない時代が来る以上、方向性が少しおかしくとも経験値をためるこうした取り組みは重要です。今後も注視していきたいと思います。

見た方が早いですね
●まちづくり市民交流プラザ
(作成中)





