■6月16日(月)午後一般質問を行います!
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2008年03月14日

一般質問を行いました

先ほど議会から戻ってきました。
予定とほぼ同じ2時20分頃から一般質問を行いました。

●時間が足りない…!直前で質問項目を削除
実は今朝まで原稿を作成しており、その作成過程で「これは持ち時間の60分をオーバーするな…」と感じたので、直前になって質問項目を減らしました。
その中には昨日読売新聞で報道された千葉市の学校改修工事における随意契約の問題も含まれていました。教育委員会が学校改修工事において250万以下であれば随意契約できることを活用し、1000万円以上の工事を全て250万以下に細分化し、入札ではなく随意契約にした問題です。

記事を見て急遽質問に追加することにしたのですが、この問題はもっと腰を落ち着けてやるべきものと考え、今回は取りやめました。
緊急で答弁対応をしてもらった教育委員会には悪いことをしました。

●冒頭、鶴岡市長に一般質問に答えるよう提案
質問に入る前に、私の質問を受けて市長への手紙を読むことにしたことに敬意を表しました。
その上で市民の声を代弁している議員の一般質問に鶴岡市長が答えるべきと提案。

議会を傍聴して頂くと分かるのですが、市長は一般質問に対して全く答弁をしません。市長どころか副市長もです。市長・副市長・教育長は代表質問にしか答えないのが千葉市のルールだそうです。
ちなみに17ある政令市で市長が一般質問に答えている市は、仙台市・川崎市・横浜市・新潟市・静岡市・浜松市・名古屋市・広島市・福岡市の合計9市もあります。堂本県知事も一般質問に答弁しています。

市民から選ばれた議員の質問に、同じく市民から選ばれ市を代表する市長が答えないのはどう考えてもおかしいと思います。
今議会に市民参加条例が提出されましたが、本来市民参加の原点は市議会です。市民の声を代弁して議会で市長以下に質問をしている議員にこのような対応を取っている限り、市民参加条例など絵に描いた餅です。
局長に責任感を持たせるため、市長が答弁すると答弁書の決裁がさらに煩雑になるなどの理由はありますが、それは市民の理解が得られる理由にはなりません。


●居眠りの指摘には後で物言いが
鶴岡市長の答弁を求めるくだりで、私が「執行部の中には自分の所管のことが質問されているにも関わらず寝ている人がいる」と言ったことに対して質問終了後、ある会派から物言いが出ました。
こういう批判はご法度のようです。「熊ちゃんはそういう批判キャラじゃないよ」とむしろアドバイスしてくれたような感もありました。今後の参考にしたいと思います。


ここから、ようやく質問に入りました。


1.入札制度のあり方について

今回の質問の中で最も大きいテーマです。
皆さんは入札における問題というと談合による高落札率(予定額に対し99.5%とか)を意識されると思います。これは業者同士で話し合い値段を吊り上げるものですが、こうした談合への対策として業者が限定されている"指名競争入札"から条件に適合すればどんな業者でも参加できる"一般競争入札"への拡大、業者が応札の際に顔を合わせず談合がしにくくなる"電子入札"の拡大などが図られてきました。

こうした取り組みと度重なる談合の摘発で落札率は下がってきていますが、それ以上に業者の生き残り競争が激しくなった結果ともいえます。
今は公共事業削減の中、全ての業者が仲良く仕事を受注することはできず、そのため他業者を出し抜いてでも受注したい、という業者間バトルが激しくなっています。

その中で起きてきている問題が落札率が以上に低い入札の急増です。60%台での落札率が珍しくなくなっており、こうした低価格入札によって工事の品質が担保されるのか、労働条件は大丈夫なのか、安全対策は万全なのか、懸念がされます。
そうした懸念への対策として"低入札価格調査対象制度"が導入されました。これは品質を担保できるギリギリの最低価格"調査基準価格"を設定し、これより安い価格で落札した場合は、本当に品質が担保できるのか等を様々な資料を提出させてヒアリングを行うものです。

実際にこの調査で不合格となるケースもありますし、業者自ら辞退するケースも珍しくありません。
建設業界というのはデスクワークの世界ではありませんから、詳細な資料を出せと言われても対応できない業者もありますし、そこに時間をかけている余裕も無かったりします。なので、調査基準価格を下回り低入札調査の対象となった時点で放棄することもあるわけです。

しかし、工事はどうしても受注したい。例え安くとも建設機械や人員をボーっとさせているよりはマシです。
何が何でも受注したい業者にとっては調査基準価格をギリギリ上回る価格で入札すれば、ほぼ確実に受注でき、かつ低入札調査を回避できるので一番良いわけです。

ここまでが背景です。
この調査基準価格というものは非公表です。しかし、今年度この非公表であるはずの調査基準価格に限りなく近い金額での落札が急増しているのです。

以前から調査基準価格が業者に漏れているのではないか、という疑惑があったのですが、本格的に調べていくと色々驚くべき実態が明らかになりました。
調査基準価格と千円の位まで全く同額という信じられないものもありますし、例えば調査基準価格:1989万円に対し1990万円と、1万円、率にして0.05%しか違わないものなど、疑わしいものはキリがありません。

時間をかけて入札調書を調べた結果、大体以下のような傾向があることが分かりました。

@全く同額:間違いなくクロ
A0.05%以内:端数切り上げによるものでほぼクロ
B0.2%以内:クロとは言い切れないが極めて怪しいもの

この基準に照らし合わせて昨年度と今年度の推移を見ると、

@:3件(昨年度は1件)
A:8件(昨年度は2件)
B:10件(昨年度はゼロ)

いかがでしょうか。明らかにギリギリの落札が今年度急増しているのです。
その中でも特に異常なものは、調査基準価格と全く同額の入札をなんと2社が行い抽選となるという、天文学的な確率でしかありえない入札案件です。これが今年度4件もあります。

私はこのデータを半年前から契約課に見せ、「調査基準価格が漏れているのではないか」と指摘してきましたが、その度に「いや、漏れていません」「業者が綿密な積算をした結果、ほぼ同額となったということです」という判を押したような回答をもらってきました。

「そんなわけないだろう」と言いたいのですが、そう言われてしまえばそれ以上どうすることもできないため、矛盾を示すデータが無いか、ず〜っと考え続けてきました。
その中で、一つ気がついたのは、「ギリギリ上回るものがあるのであれば、ギリギリ下回るものは無いのか?」ということです。

調査基準価格が分からない中、少しでもその額に近づけようと綿密な積算を行い、その結果調査基準価格と全く同額となったものが3件、同額にはならなかったけどギリギリ上回る価格で入札できた件数が18件あるわけです。
であるならば、ギリギリ近づけようとした結果、基準価格をギリギリ下回ってしまった、「やっちまった」案件も同程度存在しなければおかしいはずです。

その観点から先ほどの調査を逆転させ、

C0.05%以内で下回った案件
D0.2%以内で下回った案件

の件数を調べたところ、

C:1件
D:0件


という結果でした。
いかがでしょうか。ギリギリ上回った案件は18件あるのに対し、下回った案件はたった1件しか無いのです。これはどう見ても不自然ではないでしょうか。
この点を問い質したところ回答は例によって「綿密な積算をした結果」という答弁でしたが、その後「上回った件数が下回った件数よりも多いのは業者が低入札調査を避けるためではないかと思われます」という答弁。

この答弁は実は考えようによっては衝撃的な答弁です。
業者が低入札調査を避けるために上記分布となるということは、調査基準価格がバレている前提なのです。答弁ミスなのか、それともそのことを匂わせたかったのか、私には分かりませんが、これは回答になっていないのです。

さらに驚くべきことは、この疑惑の僅差落札を何度も繰り返している業者が存在します。(この業者をN社とします)
ギリギリ案件21件中、なんとN社が7件占めています。他は1回、多くて2回ですからN社の積算能力の高さは驚きです。

で、N社の入札内容を全て調べたところ、さらに驚くべきデータに出会いました。
このN社は今年度38回入札に参加しているのですが、そのうち17件もギリギリの価格で応札しているのです。そのうち10回は、他の業者が調査基準価格を下回る価格で落札してしまったため、落札には至らなかったのですが、入札参加のうち半分近くギリギリ価格というのは異常としか考えられません。

疑惑で留まっているため、この業者の名前はブログでは控えさせていただきます。実際には3回目の質問で業者名が明らかになっていますので、市議会ホームページの録画映像をご覧いただければ幸いです。

⇒熊谷としひとの一般質問(録画配信)
 http://movie.city.chiba.jp/gikai/08_1/0314_04.html


この質問は他議員にも大きな反響があり、「良かったよ!」「残りの業者はどこ?」「凄いことになった」など多くの激励などを頂きました。
今回は大いなる疑惑の指摘まででしたが、今後も入札については厳しい目で調査していきたいと思います。皆様からのご意見などもお待ちしております。

その後、執行部の方に確認したところ、私の質問を受けて調査検討を今進めているそうです。正しい方向に改善されることを切に期待しています。


ちなみに、これで質問の半分程度だったりします。
他にも、

・情報システム調達のあり方
・ごみ3分の1削減
・中国産ギョーザ問題について
・駐輪場の他市との連携について

質問をしています。
これらの内容は次の記事でご覧下さい。

⇒一般質問を行いました2
 http://shibucho.seesaa.net/article/91469629.html
posted by 熊谷としひと at 19:59| 千葉 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 市議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どこの会派ですか??
「伝統」に従うことはないですよ。
Posted by 稲毛区民 at 2008年03月14日 23:45
>稲毛区民さん
伝統という名のもとに文句を言いそうな会派、を想像して頂ければと思います。
ブログは色々な立場の人が見ているので、書けることには制限があって申し訳ありません。
Posted by 熊谷としひと at 2008年03月15日 14:57
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