この日は一新塾の公共政策ディベート
講座を受けてきました。
普段ディベートに近いことはしていますが、一定のルールに則ったディベート試合はやったことがないので非常に面白かったです。
今ではディベート甲子園なども行われていて、日本でもじわじわとディベートの重要性が認識され始めておりますが、ルールはざっと以下のような感じです。
1.肯定側と否定側に分かれる
まず「何かを変えるべきだ」という主張をするグループと、「変えなくて良い」と主張するグループに分かれます。
例えば「ジーコ監督を解任すべきだ」という主張をするとしましょう。(ジーコごめん)この場合、解任派を主張の「肯定側」、解任しなくて良いとする方を主張の「否定側」とします。
2.肯定側立論
肯定側が「ジーコ監督を解任すべきだ」という自らの主張と実行プラン、そしてそれによるメリット、及びその重要性について説明します。これを「肯定側立論」と言います。
例えば「○月までにジーコ監督を解任し、○○に優れた監督に変える。それによって代表チームに○○という好影響をもたらし、それはW杯で日本が勝ち抜くために一番重要なことである」という感じです。
3.否定側質疑
否定側が肯定側立論の疑問点について何点か質問します。
4.否定側立論
否定側が「ジーコ監督を解任する必要はない」という自らの主張と、肯定側の主張を実施した際のデメリット、及びその深刻性について説明します。これを「否定側立論」と言います。
例えば「ジーコ監督を解任することによって△△が失われ、そのことによるデメリットは○○よりもより深刻である」という感じです。
5.肯定側質疑
肯定側が否定側立論の疑問点について何点か質問します。
6.否定側第一反駁
否定側が肯定側の立論に対し反論します。これを「否定側第一反駁(反論すること)」と言います。
例えば「ジーコ監督を解任し新たな監督に変えても○○のメリットが出るとは限らない。むしろ協会の問題ではないのか。肯定側の主張は根拠に乏しい」という感じです。
7.肯定側第一反駁
肯定側が否定側の立論(辞める必要はない)と、さっき自分達の主張に対して反論された内容の両方について反論し返します。これを「肯定側第一反駁」と言います。
例えば「ジーコ監督を解任しても△△というデメリットは発生しない。仮にあったとしても○○の重要性とは
比較にならない。さらに新しい監督に変えても○○のメリットが出ないと反論されたが、実績のある監督に変えることで十分に実現可能である」という感じです。
8.否定側第二反駁
否定側が再度肯定側の反論に対して反論し返し、まとめに入ります。これを「否定側第二反駁」と言います。
例えば「実績のある監督に変えて失敗した例は今までたくさんある。○○という本質と違う部分を追求して△△というデメリットを発生させるわけにはいかない。また我々がさっき反論した件についてそちらは反論しなかったがその点は認めたということか」という感じです。
9.肯定側第二反駁
肯定側が再度否定側の反論に対して反論し返し、まとめに入ります。これを「肯定側第二反駁」と言います。
例えば「実績のある監督に変えて失敗した事例は少ない。それは実績がないのに選手時代有名だった監督に変えて失敗した事例のことだろう。W杯で勝ち抜くという重要性を考えれば○○のメリットは相当大きい。また我々がさっき反論した件についてそちらは反論しなかったがその点は認めたということか」という感じです。
10.判定
お互いの主張に対して反対側が有効な反論をしていたかを評価し、判定を下します。
ディベートにおいて大事なことは
・事前の準備をきちんとしておくこと
・相手の主張をきちんと聞くこと
です。
事前に様々な角度から自らの主張を練っていれば、相手側の反論も予想の範囲内となり即座に有効な反論を出すことができます。ディベートは相手を言い負かすことではなく、この準備の段階で予め自分の主張に反対する人の立場を考えることに意義があります。
また相手の主張に耳を傾け、一つ一つに対してきちんと反論をすることが求められます。これは日々の会話、コンセンサスを取る場合にも必要な能力だと思います。
ディベートは形式上は弁論試合ですが、ここで身に付く技術・能力は他の分野で十分に役に立つと考えられます。
その後飲み会に行ったのですが、下らないテーマをディベートのネタにし遊んでいました。
「ディベートは必要ない」というテーマでディベートしたり。
久々に頭を使った一日でした。
posted by 熊谷としひと at 00:00| 東京

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日記
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