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2006年02月13日

次世代DVD規格についていけない

次世代DVD規格戦争が今まさに行われているのですが、どうにもついていけません。
というか、必要性が分からないし違いも分からない。
DVDになったかと思ったらもうDVDじゃ容量が足りないということでしょうか。実感あります?

VHS対ベータを髣髴とさせるこの規格戦争、大容量が特徴のブルーレイを掲げるソニー陣営と、現行技術の拡張でコストパフォーマンスのよいHD-DVDを掲げる東芝陣営との戦いのようです。
HD-DVDは既に手ごろな値段(499ドル)が発売されるのに対し、ブルーレイは今年中に出るといわれているPS3に標準搭載されて一気に普及を狙っています。

ハイビジョンテレビの普及に伴って大容量の次世代規格が必要とのことですが、もうHDDレコーダーで充分なんじゃないかな。これ以上高画質の画像をわざわざメディアに記録したいというニーズがどこまであるのか、いささか疑問。
そもそもPS3自体がしばらくは売れないからブルーレイの普及にそんなには役に立たないと思う。

今後はメディアではなく、HDDに保存してそのまま見るというスタンスになるだろうし、レンタルビデオだっていつまでもメディアを貸し出すとは限らない。
10年後は各自が小型かつ大容量のUSBメモリやフラッシュメモリーを持ち歩き、店員にデータを入れてもらって、家に帰ってテレビにつないだらそれだけで映像が見れるようになるのでは。

一体この規格戦争に各社どれだけの費用を割いているのでしょう。
とても回収できるとは思えない。。。
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2006年02月07日

紀子さま懐妊 ややこしくなってきた

皇室典範問題を昨日書いたら、今日はなんと紀子さま懐妊のニュースが。
マジで!?
あの人もう39歳ですよ!?

というわけで、ややこしくなってきました。
これでもし男子だったらどうしましょう。

今の皇室典範の改正案では長子相続が原則のため、皇太子→愛子さま→愛子さまの子供、という流れになり、紀子さまが例え男子を出産しても皇位継承は行われません。
しかし、男系の系譜を受け継ぐことを最優先するのであれば、その辺の継承ルールを見直すべきだという話になり、なかなか難しい話になってきます。

男系を最優先するのであれば、皇位継承順位を皇太子→愛子さま→秋篠宮の長男という流れにする必要があり、即ち女性天皇の子供は他に男系の子供がいない場合のみ皇位を継承する、というような優先順位をつける必要が出てきます。
もしくはさらに、男系であっても男子優先とすると、皇太子→秋篠宮→秋篠宮の長男という流れになる可能性すらあります。

しかし、それでは有識者会議の報告にあるように「長子が女子で何年後かに男子が生まれるのを待つと、それまでの間、長子の女性はどのように過ごしたらいいのか」という養育上の問題が発生するのは否定できない。

とまあ、複雑な話になりますが、とりあえず天皇は能力が大事ではなく血の保存が一番大事な目的だという考え方に立つのであれば、養育上不安定な時期があるのを覚悟してでも、まずは男系優先とし、男系が途絶えた時女系を容認するという流れが一番自然なのではないでしょうか。
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2006年02月06日

皇室典範改正:男系維持は望ましいが

ようやく今ごろマスコミも女性天皇と女系天皇の違いを大きく報道するようになってきた。有識者会議の結論から一体どれほど経っているというのか…

国民が女性天皇と女系天皇を区別できなかったのは明らかにマスコミの報道に問題があった。
有識者会議の結論はネットでも確認できるし、それなりに詳細にまとめてくれている。そのためブログでは当初からこの女系天皇の問題について議論が活発に行われていた。
しかし、テレビ等のメディアは女系天皇の問題について全く触れず国民の過半が支持しているという報道をするのみで、三笠宮が正論で問題を指摘して初めて報道をし始めた。

天皇家は万世一系(と言われている)で一貫して男系で続いている。女性天皇は出てもその先に皇統を継いだものはなく、よって女系天皇は一度も誕生していない。
この辺は遺伝子の話にもなってくるが、男系というのは旧時代的な伝統ではなく「Y染色体」に基づく非常に合理的な血の保存学である。

同志社大ITEC(技術・企業・国際競争力研究センター)の蔵琢也研究員(進化生物学)によると、女子のXX型は遺伝子が混じり合うため、世代ごとに祖先の遺伝子が薄まっていくが、男子のXY型はY染色体が親から子へと完全な形で伝わる。このため、蔵氏は「血のつながりとは、科学的に言えば遺伝子の共有率だ。男子皇族だけに代々受け継がれてきたY染色体は姓や家紋に似ているといえる。しかし、体の細胞に刻印されているという意味で、はるかに強い実体をもつ」と説明。さらに「皇室には、(初代)神武天皇以来、Y染色体という刻印が連綿と受け継がれてきた。国民や世界の人々はそれでこそ皇室の中に二千年の歴史の重みを感じる。女系相続は、過去と現在の遺伝的なつながりを断ち切るという意味で間違いだ」と話している。

天皇家の存在意義は建前上は「天照大神から続く血筋」=「創造神の血の保存者」であって、であるがゆえに日本国民の統合の象徴となりえるわけである。ここは他の国の王族とは決定的に違う点である。
天皇は英訳で「emperor(皇帝)」と略すが間違いで、天皇はemperorでもなければkingでもない。もし正しく言うのであればイスラムでいえばムハンマドの血を継ぐ「カリフ」であり、キリスト教でいえばキリストの血を受け継ぐ者なのである。

女系天皇を認めた瞬間この前提は崩れ、単なる制度上の天皇となってしまう。
ここに多くの人が疑問を呈しているのである。

とここまで書いておきながら、私は女系天皇やむなしの立場である。

有識者会議の結論でも触れられているが、そうはいっても男系を続けるためには男子が今後も安定して誕生することが絶対条件である。
そのためには側室を許容するのか、体外受精を許容するのか、果ては代理出産まで許容するのか、そうした今の倫理から離れて思い切った方策を取らないといずれ同じ問題が発生する。
果たしてそれを国民が望むのかどうか。

歴史を愛す者としてこんな世界に稀な天皇の系譜を断絶させるのは忍びないことだが、今の状況を見ると上記方策が許容される可能性は極めて低い。
元々古代では天皇の系譜か怪しい者が何人かいる。もともと建前だったと思って断腸の思いで諦めるしかないのではないか。

ちなみに中世にまで遡る元宮家を復活させるという代替案はさすがに認められないと思う。
それは新たな問題を引き起こすだけだ。絶対に止めた方がいい。

とりあえず全ての選択肢を用意して国民に一回問うてみるのがいいでしょうね。
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2006年02月05日

新聞販売部数の粉飾:ライブドア批判する前にさ

ライブドアの粉飾決算などを威勢良く批判している新聞社に一つお願いがある。
他社の粉飾批判をする前に、自らの新聞販売部数の粉飾をどうにかしたらどうなのか。

インターネットの普及により新聞を購読している人は確実に減っているにも関わらず、主要新聞の販売部数は全く減っていないのである。
新聞広告の料金は販売部数に依拠している以上、もし仮に販売部数が粉飾されていた場合、広告主から不当に広告料を得ていることになり、ライブドアを批判する資格など全くないことになる。

ちなみにネットから収集できる新聞販売部数をあげてみます。
2002年5月→2003年5月→2004年1〜6月平均という流れです。

読売新聞:約1018万→約1007万→約1008万
朝日新聞:約832万→約827万→約826万
毎日新聞:約394万→約393万→約396万
産経新聞:約204万→約209万→約212万
日経新聞:約310万→約302万→約302万

2年間で殆どが横ばいになっている。ここにインターネットの普及の影響は微塵も感じさせない内容だ。
産経新聞は昨今の右傾化の流れを考えると若干上昇気味であることは理解できなくもないが、それ以外は「本当か?」と誰しも正直思ってしまうだろう。
読売新聞に至ってはギネスブックに1000万部販売の世界No.1新聞と載っていることをアピールしている。まさかギネスブックにウソを言うことはない…よね?

確かな証拠は無いので断定はしないが、ほぼ確実に粉飾されているといっても過言ではないだろう。
販売部数は一応第三者機関である「日本ABC協会」が発表しているが、基本的には新聞社の報告値を使っているだけであり、まともな調査能力がないことは明らかである。

詳しくは下記サイトを見て欲しいが、マスコミは他者を批判する前に自らを批判した方が良いのではないか。
そして国民はもう少しマスコミの堕落について厳しい目で見る必要がある。ここまでマスコミに優しい国はないよ本当に。

読売、朝日・・・公表、新聞販売部数は本当か
http://www.janjan.jp/media/0306264507/1.php

毎日新聞140万部“水増し詐欺”の決定的資料
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=234

公表している販売数データはここから
http://www.pressnet.or.jp/adarc/data/3link/01.html


ちなみにライブドア関連で昔の記事を見てみた。
ライブドアも今社長の平松さんがナンバー2になって暴走を止めていればよかったのにねえ。
http://shibucho.seesaa.net/article/2038478.html
http://shibucho.seesaa.net/article/2473328.html
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2006年01月26日

パレスチナ選挙、ハマスが勝利!?

25日投票のパレスチナ評議会選挙でイスラム原理主義組織ハマスが第1党となる見込みのようです。クレイ内閣は総辞職し、ハマスが内閣を組閣する可能性があるとのこと。
おいおい、せっかくイスラエルが故シャロン首相を中心に和平路線へ少しずつ向かおうとしているのに今度はパレスチナで強硬路線ですか。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060126it13.htm?from=top

これでイスラエルの世論硬化、米国の離反など、パレスチナの和平はまた遠のいてしまうのでしょうか。
ただ、あえてポジティブに考えるなら、ハマスが内閣を組閣し責任ある立場に置かれることで従来の原理主義では立ち行かなくなり、国民もハマスのような方向ではダメだということを認識するようになれば長期的なパレスチナ和平のためには良いことかもしれません。
posted by 熊谷としひと at 22:58| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(1) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月18日

日本社会はホリエモンをどう扱うか

ホリエモンの証券取引法違反の話はすごい盛り上がりですね。
今までマスコミの寵児としてもてはやされたのに一転して「金の亡者」的な記事が(スポーツ紙など大衆雑誌で)目立ち、ほんとメディアってのは残酷だなあと思う次第です。

ここまで騒ぎになることは充分予想できる以上、捜査機関も中途半端な確証でやってるわけではないでしょうから、おそらく関係者は起訴までいってしまうんでしょうね。
さすがに倒産や空中分解はないと思いますが、今までのような錬金術的な拡大路線はもうできないでしょう。

国民が今後ホリエモンをどう受け入れるのか気になったりします。
これで終わりじゃあまりに底が薄すぎるかな、と。
ライブドアの株を持っていた人はご愁傷さまですが。

個人的にはライブドアショックのおかげで持っている株が下落しているので「勘弁してくれよ」というのが正直な気分ですが(笑)
posted by 熊谷としひと at 07:22| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

中近東の動向〜改善への希望〜

イラクの選挙の中間結果が発表され、シーア派政党が第1党、クルド人政党が第2党、スンニ派が第3党になりそうです。フセイン前政権の支持基盤で新政府に参加してこなかったスンニ派が選挙に参加し、ある程度の勢力を確保したことはイラク復興のために良いことだと思います。
日本のマスコミは自爆テロばっかり報道するのですが、イラクは確実に復興の道を歩んでいます。もう少しポジティブにイラクの近況を報告したらいいのにと思うのは私だけでしょうか?

しかし、どいつもこいつも宗教か民族に偏った政党に支持が集中しており、今後は党同士の対立とかが起きるんだろうなあ、と。
アラフィ前首相が率いる世俗派の「イラク国民名簿」が全然支持を得られないところを見ると真の民主化にはまだまだ先は長いのかと思ったり。

あと、シャロン氏が新たに立ち上げた政党にも期待しております。
真の和平プロセスの確率に向け期待が持てるのですが、肝心のシャロン氏がこの前意識不明に一時陥るなど健康面に不安があるのが心配です。もう70歳のおじいちゃんだし。
まずは3月の選挙に注目ですね。

ちなみにイランの近況はどうなんでしょう。
相変わらずアメリカとは仲が悪いようですが・・・

なにはともあれ、もっと中近東に目を向けようと思う支部長でした。
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2005年11月24日

「NET EYE プロの視点」が面白い

今日は特に書くこともないので、たまに見ている勉強になるサイトを紹介します。
NET EYE プロの視点」http://www.nikkei.co.jp/neteye5/

日経新聞社のサイトにあるコーナーで、編集委員が専門的な視点でニュースを深読み、先読みするオリジナルコラムです。
私は特に清水編集委員の「小泉改革の政治経済学」が好きで読むたびに新たな視点を提供されます。
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu2/index.html

インターネットの普及により新聞の必要性が薄くなり、今新聞社の経営は相当厳しくなってきていますが、プロとしての視点はまだまだ重要だなあと実感します。こうしたコラムで収入を確保できる仕組みを作らないとダメなんでしょうけどね。

気になるニュースがあった時はブログも巡回しますが、納得したり感心するブログは2,3割程度で、残りは「脊髄反射で書いてるんじゃないの?」と思うものだったり「ちょっと偏りすぎでは」と思う記事が殆どです。
そういうブログほど威勢がいいのでコメントとかトラックバックとか相当凄いんですけどね。

ただ、そうしたブログを見ることで世論というのをある程度知ることができるので有難いと言えば有難いです。たまにブログの世論の方が正論の時もありますしね。
特に皇室典範の改正問題についてはY染色体の問題等、ブログの議論の方がよっぽど進んでいる気がします。
posted by 熊谷としひと at 23:06| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月23日

小泉首相:擬似大統領制に見る三権分立の方向性

最近思うのは小泉首相の政治手法というのは出身政党であるはずの自民党とも対決していることから擬似的ではあれ大統領制のようなものだということです。特に郵政法案が否決された際に解散を選択したことは、大統領に与えられる議会法案の拒否権にあたるものとも取れます。
従来の議院内閣制の弊害に対して絶妙のタイミングで現れた小泉大統領に熱狂する日本は今後三権のバランスを政権交代による議院内閣制に求めるのか、それとも大統領制に求めるのでしょうか。

よく政治体制で三権分立と言われますが、これは立法・行政・司法をそれぞれ別の期間に担当させ、相互に牽制させることにより政治権力の均衡と民主主義の確立を図るものです。
その三権分立論の主張者であるモンテスキューは「同一の人間または同一の執行官の一団の手に立法権と執行(行政)権が結合される場合には,自由は存在しえない。」と言っております。

皆さん、公民の授業を思い出されるのではないでしょうか。ああ、やったやったと。
で、公民の授業でそう教えるくせに日本というのはイギリスと同じく議院内閣制で、国会の多数政党から首相が選ばれますので、立法と行政は分離していないことになります。二権分立?

今回の郵政法案否決はともかく、普通は過半数を占めている政党から首相が選ばれる以上、政府が提出する法案が否決されることはまず無いわけです。
本家イギリスでも最後に政府提出法案が庶民院で否決されたのは1986年の営業時間法案であり、このようなことは20世紀中に3回しか起きていません。

この議院内閣制の長所は行政が求める法案が速やかに立法にて可決されるところで、これにより政治の効率化が図られているわけです。議院内閣制が多くの国で採用されている理由はここにあります。
行政と立法の方針が異なり毎度毎度調整していたりすればなかなか政治は前へ進みませんし、行き過ぎた相互チェックは政治の硬直化を招くという理論です。

しかし、このような状況下では本来の趣旨である相互チェックが曖昧となり、権力の分散は事実上形骸化する危険性を有しています。その結果、議会の空洞化や政権内の構造的な腐敗が発生し、政治不信につながるわけです。
だからこそ議院内閣制では政権交代の重要性というのは極めて高く、イギリスなどは頻繁に政権交代が実現することで何とか成立している面もあります。

政権交代というのは三権分立を効率の面から一部諦めた議院内閣制の問題点を適宜修正するための「革命」のような存在なのです。

対してアメリカは三権分立が徹底していて、国会議員は閣僚になれず、大統領は国会に出席もできず法案提出権もありません。立法権を握る国会と、行政権を握る大統領の役割が明確に分立されています。
とはいっても自分の方針に沿う法律が成立しないと行政もやってられないので、大統領は教書演説などを通して議会に法案作成を要請するほか、折に触れ国民にアピールすることで世論を形成し、その世論をバックに議会に圧力等をかけるわけです。国会が可決した法案を1度は拒否することもできます。

で、どちらの制度がいいかは一長一短があるのですが、日本は少なくとも戦後二権分立できたわけですが、小泉首相になってから「自民党をぶっ潰す」と言って出身政党である自民党とも対決し、政府vs与党という構図を演出したことで、擬似的に大統領制に近い状況が生まれました。
当時民間人である竹中大臣が改革の中心に座ったことも、行政と立法の分立と言えるものかもしれませんし、小泉首相が世論の支持を背景に与党議員に法案賛否の踏絵を迫ったことなどは正にアメリカ流の行政のあり方に近いものがあります。

国民は政権交代のない議院内閣制による三権分立の形骸化・構造的な腐敗に嫌気がさしていたわけですが、それは当たり前で議院内閣制の短所を補うべく存在している政権交代が(事実上)一度も発生しなかった結果必然的に起こる問題だったわけで、本来の解決方法は政権交代だったのです。

しかし小泉首相の登場により、日本は議院内閣制そのものの否定というか大統領的政治へシフトし始めてしまいました。
この大統領的政治体制の新鮮さに味を占めた国民は、次の政権にもそうした色合いを求めますので、ポスト小泉はどれだけ大統領的姿勢をアピールできるかにかかってきそうです。

そうなると益々国民の好む政治体制と本来の議院内閣制との間で矛盾が発生し、パフォーマンス政治に突入する気がしてなりません。
本来の議院内閣制の特徴である政権交代を一度実現させた上で、日本の政治体制は議院内閣制であるべきなのか大統領制であるべきなのか、議論をしてみてもいいのではないでしょうか。
posted by 熊谷としひと at 15:08| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中国:優秀学生の流出問題

私が取ってる中国ニュースメルマガで面白い記事があったので紹介いたします。

《中国最新情報》http://www.bizchina.jp/ ----------------------------------
 少し前に、中国科技大学少年班78級の初年度卒業生たちが統計を行った。生徒全体88名は現在4大陸に分布し、少なくとも7種類の国籍を持っている。
 少年班が創立し27年たち、卒業した約千人のうち、約半分が海外に留学し、留学すると中国に戻らない。

〈国家の巨額投入は他人への「花嫁衣装」となっている〉
 現在、中国の多くの優秀大学からの卒業生は、一、海外に行く、二、院試を受ける、三、外資企業に入る。せっかく絞り出した国家投入が他人の「花嫁衣装」になってしまう。
 中国政府は北京大学、清華大学の世界一流大学を建設するという目標を支持するため、1999年から3年に分けて単独でそれぞれ累計18億元支払っている。
 しかし、2000年の北京大学大学卒業生2154人、院生1596人のうち、直接海外留学したのは751人で卒業生の20%を占めた。そのうち、587人がアメリカを選び、78%という高いデータになった。また、2000年、清華大学卒業生の直接海外留学申請者は1000人を突破し、その後も年々上昇しつつある。

〈出れば戻るつもりなし〉
 北大、清華では、多くの学生が大学2年、大学3年のときに、両手に新東方のテキストを抱え、GREとTOEFLの受験勉強を用意する。北京大学の物理、化学などの理工卒業生は海外留学が非常に多く、クラス全員が留学することも珍しくない。それゆえ、アメリカで同窓会を行うことも普通なのだ。

 「中国青年報」は清華のキャンパス内で無作為インタビューを行ったことがある。インタビューを受けた18名の学生の中で、明らかに海外に留学し、深く研究したいと表明するのは14名。戻るかどうかを尋ねられ、必ず戻ると表明するのは3名にすぎない。

〈人材政策の再認識が必要〉
 関係者によると、人材が続々と海外に行くことはさまざまな客観的な要素によるという。
 まず、先進国における各方面のすぐれた条件が魅力的であること。第二に、中国の国内教育研究体制が相対的におくれており、ソフト、ハードの環境が不完全で、教授の能力が物足りないなどの原因で、多くの人が能力を完全に発揮することができないこと。第三に、中国国内学費が上昇し続けていることに比べ、アメリカの大学は一貫して豊富で魅力のある奨学金を提供していることから、学生に
経済的な独立と達成感が得られることである。
 このように考えれば、我々の人材政策を再認識するべきことがありそうだ。
〔中国改革報11月14日〕
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(このメルマガは中国人の方が多く参加していて現地のメディアが報じる中国の最新情報を配信してくれるオススメのメルマガです。8000人近くが購読してるみたいです)

確かに中国人のアメリカ留学比率は相当高いですね。そのまま外資系で働いたり、ベンチャー企業を起こす人もたくさんいます。
この問題はどう捉えればいいんでしょう。

確かにアメリカに留学した優秀な学生が戻ってこないのは問題ですし、かといって日本のように留学する比率が低いというか勉強熱心でない学生がいっぱいいるのも問題だと思いますし…
って言っている本人が留学もしていなければ熱心に勉強していたわけでもないのですが(笑)

ちなみに私の使っているこのseesaaブログは記事のジャンルを選ぶのですが、ニュースの分類に「社会」「経済」「政治」はあっても「国際」はありません。こういう所を見ても日本の国際オンチっぷりが見えると思うのですが、極論ですかね。
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2005年11月22日

露世論調査:北方領土の領有継続すべきが73%

ロシアの世論調査機関、全露世論調査センターが21日に公表した世論調査の結果によると、北方領土を「ロシアが領有を継続すべきだ」とする回答は73%と、1991年当時(32%)の2倍以上に上っており、返還反対世論の高まりを改めて感じさせるものになりました。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051122i102.htm

ちなみに「日本が4島すべてを領有すべきだ」とする回答は、91年の6%から2%に下落し、「日露の共同管理を導入すべきだ」との回答者の比率も18%から10%に減少したそうです。
さらに北方領土の価値については、49%が周辺海域に「豊富な水産資源がある」と指摘、41%が「ロシアの前線基地だ」と回答し、安全保障面を重視する見方が広まっていることを示しています。

エリツィン時代に結構いい所まで行った北方領土問題ですが、プーチン大統領になってまた返還が遠のきそうな感じですね。
エリツィン時代のダメダメ経済の時と違い今のロシアは経済も好調ですし、領土を捨ててまで日本の経済援助なんて必要ないという感じでしょうか。今では政府による北方領土の開発・援助が相当進んでいるようで、ますます日本の出る幕は無さそうです。

外交というのは本当にタイミングですね。
50年も経てば既成事実となってしまう所もあります。竹島などは先延ばしするともはや後戻りできなくなるところまで行ってしまうのではないでしょうか。
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シャロン新党結成:イスラエル

イスラエルのシャロン首相が21日自らが率いる右派政党リクードを離党し、中道路線を標榜す新党「国家責任党」を旗揚げしたそうです。ビックリ。
これは連立与党を組む中道左派・労働党の連立離脱決定を受け政権維持のための賭けに打って出たもので、大規模な政界再編に発展する可能性もあるそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051121i114.htm

シャロン首相といえば自他共に認める対パレスチナ強硬派でしたが、最近は泥沼状態を打開すべく限定的ではありますがヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の撤去を進めようとしております。しかし、所属するリクードの中で領土的妥協を一切認めない強硬派との対立が深まっており、にっちもさっちもいかない状況でした。
シャロン首相としては中道右派的政党を立ち上げ、和平推進派の労働党や中道世俗政党シヌイとの間で連立を模索していく方向なのでしょうか。

いずれにせよシャロンはまだまだ対パレスチナ強硬派ですが、事態が少しでもパレスチナ寄りに動き憎しみの連鎖が解決の方向に向かうのであれば歓迎したいものです。
今後のイスラエルの政局に注目です。
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2005年11月21日

マグダラのマリア:聖母マリアと並ぶ女性

キリスト教の本を読みつづけております。今回はマグダラのマリアをテーマにしたこの本。
マグダラのマリアの福音書での扱われ方、そしてその後変容していく彼女の姿を通して、西洋美術の歩み、西洋の女性に対する見方が分かる一冊。紹介されている絵画がほとんど挿絵で記載されているところも分かりやすくてオススメです。

マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 岡田 温司マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女
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マグダラのマリアとはイエスの処刑・復活に登場する女性であり、イエスの復活を使徒たちに伝える役割をも与えられており、福音書によっては使徒たちと同様伝導の旅をしたことになっているものもあります。
西洋世界ではとてもポピュラーな女性で、ある意味聖母マリア以上に人気があったりします。

そこまで重要な役割を与えられていたにも関わらず、時代が進むにつれ、男性が女性に抱く「欲情=エロス」と「軽蔑=汚れた存在」という意味合いを与えられ、「娼婦から改心した女性」としても教会に利用されていきました。
逆に「神々しいまでの美しさ」や「無条件の愛」といった位置付けも与えられており、とにかく多面的な側面を持つ女性です。

最近ではダ・ヴィンチコードでイエスの妻だったということにされたり、西洋のミステリーなどでは必ず姿をあらわす彼女。
西洋世界の理解という意味では、キリスト教に興味のない人も是非読んでみることをオススメします。
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2005年11月13日

安倍さん:先の戦争の定義は歴史家がすることだと?

テレビで安倍官房長官がとても看過できない発言をしました。
討論番組で靖国神社が「先の戦争は自衛のためのやむを得ない戦争である。連合国の勝手な裁判で戦犯の濡れ衣を着せられた人々は受難者である」と主張していることに対して意見を聞かれた時の発言。

おそらくここって一番突かれると痛い質問なんですよね、靖国参拝派にとって。小泉首相ですら「先の戦争は侵略戦争」と言い切っているのですが、そうすると「戦争を正当化する靖国に行くのはおかしいんじゃない?」って流れになるわけです。
で、安倍さんはどう言うのかなと思ったら、なんと

「先の戦争がどういう戦争であったかは政治家が軽軽に発言することではない。それは歴史家がする話だ。」

こんな発言をする人間が総理候補とはおこがましいにもほどがあります。
歴史は歴史家が研究するものではありません。歴史をどう捉え自国をどう導くのか、それは政治家がもっとも担うべき問題なのです。
歴史認識もできない、歴史哲学もない人間が政治家などするな!

今までの右翼的発言は何だったのか。彼なりの歴史認識があった上で行っている行為であり発言だったのでしょう。そしてそれを支持する人も多くいるのです。
にも関わらず苦しい質問を浴びせられ「それ俺の考える問題じゃないもーん」とはどういうことなのか。いくら何でも情けない。

この発言がどれだけ首相という器にあるまじき発言か、気づく人はどれだけいるのでしょう…
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フランス暴動〜日本は他人事ではない〜

フランスで起こっている移民を中心とした暴動の報道をここ一週間見ていたが、どこもなんだか他人事じゃない?「弱者に冷たい社会になってきた」とか言って「いかがなものか」と言うのは楽だが、はっきり言って日本がもし移民を受け入れたら必ず起こる問題なんですよこれ。

日本は今世界でも稀に見る出生率の低さで、このままいくとあと20年で「移民を受け入れる」か「人口減少&老成国家になる」かの二択を迫られるわけです。
よくノルウェー・スウェーデンなどを例に出して「我々も北欧国家になればいい。高齢化が悪いとは言えない」と言う人がいますが、北欧国家と日本の産業携帯の違いを理解した上で言っているのか疑問です。

一方では「日本はモノ作り国家だ。モノ作りを見直そう」とか言っているわけですよ。確かに岡野工業に代表されるようなモノ作りの技術・経験があって日本は成立している所はあります。
しかし、少子化になれば熟練工に期待はできません。少子化・移民Noで行くならば、熟練工など日本に労働者が居なくても成立する産業で日本は生きていく必要があるのです。その辺をどう考えているのか。

仮に移民を受け入れた場合、日本は絶対に差別をします。
どこの国でも移民に対する差別はありますし、何より日本は単一民族で外国人と一緒に生きていく経験も道徳慣習もありません。
日本人にとって外国人はあくまで見世物であって一緒に働く人ではないわけです。

「いや日本人はそんな冷たい国民じゃない」と言いたいかもしれませんが、では同じバイトで日本人と外国人が同じお給料だったらどう思いますか? 仮にそこは受け入れられたとしてもバイト枠が1つで能力も同じなのに外国人に負けたらどう思います? 採用する側だったとして同じ能力の日本人・外国人がいたらどっちを採用します?

私も差別はいけないし、上のような場合で公平な立場を取りたいと思います。
しかし外国人にしてみれば「お前は気づいていないかもしれないがお前は差別している!」と言われる可能性は否定できません。
そしてフランスの暴動のような痛みを通して、一つ一つ勉強していくのだと思います。

はてさて、どっちがいいんでしょうねえ。
日本の歴史を考えると移民を受け入れずに済むのであればそれが一番でしょう。
でも移民を受け入れて痛みを経験すれば真の国際感覚が掴めるという話もありますし…

そんな国民的な議論をそろそろしないと間に合わないんじゃないですかねえ。
posted by 熊谷としひと at 10:01| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

仏、半世紀ぶり非常事態宣言:サルコジと安倍さんって似てる?

フランスで発生している移民の暴動がどんどん悪化し、とうとう1955年以来半世紀ぶりに非常事態宣言が出されました。
非常事態法に基づき夜間外出禁止令が9日午前零時に発効。これを受けて県知事は暴力行為の発生する可能性のある地区を特定して最長12日間、時間を定めて夜間外出を禁止できるほか、この期間警察は捜査・捜索令状によらずに捜査、捜索ができます。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051108it14.htm

ドビルパン内閣のサルコジ内相を中心に進められてきた移民に対する融和政策の切り捨てが原因とされており、さらに暴動が発生してからサルコジ内相は「暴徒は社会のクズ」「放水で一掃せよ」などと発言、そのたびに暴動は過激化してきました。
その後も有効な対策を打ち出せないサルコジ内相に対する批判の声は日に日に高まっております。

ちなみにサルコジ氏は次期大統領候補でもあり国民的人気も高い政治家です。
シラク大統領との仲の悪さは有名で、去年日本びいき、相撲びいきのシラク大統領に対するあてつけなのか、

「率直に言って、日本よりも中国の方が好きだ」
香港は魅惑的な都市だが、東京は違う。東京は息が詰まる。京都も何が人々の感嘆を呼ぶのか理解できない。御所もうらぶれているように映る」
「ちょうど相撲のようなものだ。ポマードでまげを結った太っちょの格闘技なぞにどうして魅了されることができるのだろう。相撲は知的なスポーツではない」

と気持ちいいくらいの日本批判をしたことで有名。

ハンガリー移民系仏人ですが、政策的には超が付くくらいの自由主義者&保守主義者&右な人で、思い切りのいい過激な発言が国民的人気につながっているようです。

あれ?誰かに似ていませんか?
そう、今や次期首相の呼び声高い安倍晋三官房長官に似ていますね。

安倍さんはサルコジほど過激ではないですが、気持ちのいい発言で右の人から大きな支持を得ているという点では最近の人気政治家の一つのパターンですよね。
サルコジさんのようにならないことを祈ります。

私は安倍さんを昔から応援しているし、バカじゃないから官房長官になってからある程度発言・スタイルを修正するとは思いますけどね、なんだか不安なんだよなあ。
気が付いたら愛国者という名の単細胞さん達のアイドルになっちゃって、どうにも進退窮まってるような感じがするのです。このまま進んでも政治家として失格だし、戻ると支持者から総スカン、みたいな。
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2005年11月07日

エヴァンゲリオンって福音って意味だったんですね

一斉を風靡したアニメ「エヴァンゲリオン」ですが、あれってラテン語の「evangelium:福音」から来ていたんですね。
今ごろ知るなよって感じですが。

ちなみにevangeliumの語源はギリシャ語の「euaggelion(エウアンゲリオン)」で、元は「良い」という意味の「eu-」と、「告知する」という意味の「aggelo」が組み合わされた語で「良い知らせ」「良いニュース」という意味だそうです。

これに加えてヘブライ語の「even gilaion(エヴェン・ギライオン)」という「岩を転がす」という意味の言葉の響きと合わせているとのことで、「岩を転がす→墓をふさいでいた岩が転がされる→復活」という流れで復活のイメージを喚起させるものだそうです。

エヴァにはキリスト教の様々な要素が盛り込まれているみたいですね。
作った人もご苦労様だし解読する人もご苦労様というか、こういうネタを随所に盛ることがマニアを喜ばせるんですかね、謎解きみたいで。

私はエヴァンゲリオンの話が出る度に、高校生の時の同級生を思い出します。
その同級生は私に「アニメ史に残るアニメが今放送されている。これは凄いんだ!いいから1回見てみろって!」と凄い勢いで言いました。
まだエヴァがメジャーになる前だったかと思います。

そこまで言うなら面白いんだろう、と言われるがままに第4話?くらいを見たのですが、何のこっちゃさっぱりでそのまま見なくなったのですが、その後あれよあれよと有名になって、ああやっぱりオタクは最先端を行っているんだなあと妙に感心したものです。

その4話だか何だかを見た後その同級生に感想を求められて「あの髪の長い子がヒロイン?」とか聞いたら「違うよ!それはアスカでヒロインじゃない。ヒロインは綾波レイという女の子だ」と言われて、「えっ、あの暗い子が?」と驚き自分には理解できない世界だと思っていたら、その後あれよあれよと綾波レイが大ブレイクして偉大なるアニメヒロインのパターン(虚無っ娘?)になったのを見て、ああやっぱりオタクは最先端を行っているんだなあと妙に感心したものです。

もうあれからだいぶ経ちますが、彼は今何をやっているのでしょうか。
オタクの世界では今「ツンデレ」がブームと言いますが、彼にその「ツンデレ」について語って欲しいものです。そしてその次のブームについても予知して欲しいものです。

ちなみに「ツンデレ」とは「普段ツンツンしている女が自分の前ではデレデレ」になることだそうです。
それってオタクに限らず普遍的な男の願望なのかもしれませんね。支配欲というかなんというか。

福音という神聖なネタから始まったのに結局グダグダですね。。。
posted by 熊谷としひと at 22:22| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

ダ・ヴィンチ・コード〜功罪余りある本〜

あの話題のダ・ヴィンチ・コードを今ごろ読みました。

思ったより面白い本でした。普段推理小説とかを読まないせいか普通にドキドキして読んでいました。
ヨーロッパ絵画やキリスト教に関する興味をまず持ってみたい人にとってみれば非常にとっつきやすい本なのでオススメです。中身を信じちゃダメですが。

ダ・ヴィンチ・コード (上) ダン・ブラウンダ・ヴィンチ・コード (上)
ダン・ブラウン
角川書店 2004/05/31
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ただ、なんと言うか…
聖杯とかフリーメーソンとか死海文書とか、トンデモ本につきもののネタがたっぷり詰め込まれており、「この本に書かれていることは全て真実である」とかわざわざ但し書きを入れる所が胡散臭さプンプンという感じですね。
これをまともに信じると危なくてしょうがない。

この本が世界中でベストセラーになった結果、登場する絵画や教会を見に来る人が凄く増えたそうで、それはそれで嬉しいんだが、この本に書かれた解釈を信じ込んでいる人が多くて困る、みたいな関係者のコメントを昔見たのですが、これ信じている人たちが大挙押し寄せてきたら私もイヤかも(笑)

確かに新約聖書はマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの4福音書のみ採用し、その他の福音書を採用していないのも事実ですし、ヨハネ福音書(ヨハネが作者ではない)がキリストの事跡を相当脚色しているのも事実です。
また、コンスタンティヌス帝のニケーア宗教会議以降幾度も、イエスを人の子とする宗派が異端として追放され、神とイエスと聖霊を等質で不可分のものとする三位一体説が正統とされてきた歴史もまた事実です。

しかし、マグダラのマリアがイエスの妻だったという説はグノーシス派の文書でのみ主張されている説で、その他の説も少し強引な展開が多すぎます。
こんな考え方もあるよ、程度であればいいんですけどねえ。

キリスト教に関しては大学時代に色々調べて以来全く勉強していないので、もう一度死海文書も含めて本漁りをしようと思います。
posted by 熊谷としひと at 22:11| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

内閣改造〜妥当かつ小泉さんの思いが分かる人事〜

さて、家に帰ってきて内閣改造を見ました。
顔ぶれは至極妥当な感じですね。あと小泉さんの思いが伝わってくる布陣かと思います。

たぶん人事のスタートは郵政民営化の推進、及び三位一体の改革と呼ばれている地方交付税改革を担当する総務大臣だったかと思います。
ここには麻生さんが居ましたが、麻生さんはポスト小泉に昔から名前の挙がっていた実力者で、独自の理念を持ち小泉さんにも言う時は言う人でした。小泉さんにとって思い入れのある郵政民営化、三位一体改革を推進するには少しやりづらい相手だったのかもしれません。
で、改革の化身:竹中さんを総務大臣に抜擢したのでしょう。私もその方が良いと思います。

次に麻生さんの処遇ですが、実力者であり、かつ小泉さんと外交方針で一致する点の多いことから外務大臣に起用したのでしょう。「創氏改名」発言や「日本は韓国に良いこともした」とか言って物議になっちゃった人です。若干発言が過激ですが、個人的には好きな政治家の一人です。
外務大臣は重要なポストですが、ポスト小泉に名前の挙がっている安倍さんは強硬派すぎて中国・韓国・北朝鮮の反発が予想される、谷垣さんは外交方針が不明確、福田さんは中国理解派で関係改善を狙うなら福田さんかと言われていたのですが、小泉さんは自分と方針が違う福田さんは起用できなかったのでしょうか。

個人的には福田さんは入閣を辞退した線が有力なのではないかと思ってみたり。
福田さんは小泉さんとは違う方向性を外部に出せる人材ですから、ここは温存しておいた方が得策かと思います。小泉さん、麻生さん、安倍さんはいずれもタカ派というか対中強硬派です。この路線が行き詰まった時、登場するだけで中韓の好感を得られる福田さんは自民党として貴重な存在なので、小泉内閣の一員となり色がつくよりは、閣外に居たほうが日本の政治のためには良いことかと思います。
森派ばっかりだとそろそろやっかみを受けそうですし。

郵政民営化の次に小泉さんが意欲を持っているのは政府系金融機関の再編ですが、ここには先の郵政民営化法案の調整で功のあった与謝野さん・二階さんをそれぞれ金融・経済財政担当相、経済産業相に起用しています。
前内閣では谷垣財務相・中川経産相とも比較的温和な改革を望んでおり、小泉さんが不快になる一面もありましたから、与謝野さん・二階さんによってこの改革を自分の思い通りに進めていくつもりなのでしょう。

特に与謝野さんは前政調会長として、自民党内の調整に苦労していた竹中さんをうまくサポートしておりました。そこで竹中さんがリードしていた小泉内閣の生命線である経済財政諮問会議を担当する大臣として抜擢したのでしょう。
この二人の起用に関しては私も唸る良い人事です。

あと小泉さんが抱える懸案としては米軍再編問題を抱える防衛庁と、年金・医療改革を抱える厚生労働省でしたが、防衛庁長官には額賀さんが、厚生労働相には川崎二郎が起用されました。
額賀さんは旧橋本派の実力者でポスト小泉に昔は名前の挙がっていた人です。官房副長官を長く努め、普天間飛行場移設をめぐる日米協議の調整役を務めた方です。以前に防衛庁長官も勤めたこともあります。
正直前の防衛庁長官の大野さんでは迫力に欠けるというか、はっきり言って不適任だったので、それなりの実力者をもってきたという感じですね。

川崎さんは党で郵政民営化・議員年金改革を担当していたのでその流れで、という感じでしょうか。私的には微妙、という感じです。結構やる人だとは知っていますが、もう少し重要人物が起用されるとマスコミも含めて思っていたのですが大丈夫なのかな?

あと、話題になっていた小池さんですが環境庁長官として留任です。
マスコミは幹事長だとか官房長官とか言っていましたが、さすがにありえないでしょ。一時のブームに乗る小泉さんではないので、ここは妥当な人事じゃないでしょうか。
官房長官は一番メディアへの露出が多いポストですから、ここはやはり国民的人気の高い安倍さんが適任かと思います。

逆に言うと、官房長官に指名したということはすぐ次の後継者とは小泉さんは考えていないのでしょうね。次を狙うならもう少し実績を出せる実力者が配置されるポストにつけるはずです。小泉さん的には次の次を見据えてこのポストに就けたという感じがします。
安倍さんは今は若手筆頭的に外交も含め好き放題言っていますが、本当に首相を狙うならそろそろ腰を据える必要があります。そういう意味では官房長官として答えにくい質問に答える立場に立つことで脱皮することでしょう。

谷垣さんは財務大臣に再任されましたが、財務大臣としてはちょうどいい人材ですから妥当と言えます。
私はいつも疑問なのはなぜ谷垣さんはポスト小泉に名前が挙がるのかという点です。確かに堅実だし官僚に受けのいい政治家ですが、器が大きくないというか、国民的支持を受ける人物ではとてもないと思うのですが…

あとは中川前経産相の農水省への横滑り、町村前外相が外れたことでしょうか。
両人とも実力者でポスト小泉に名前が挙がってしかるべき人ですから、今後もこの二人は注目だと思います。

何はともあれ結構いい人事だと思いますよ。
武部幹事長の留任にはちょっとサプライズでしたが(笑)

あと改造された内閣への野党のコメントですが、前原さんのコメントは比較的良かったと思います。以前のようにやる前から批判するダメ野党ではなく、冷静にコメントしておりました。少し冷静すぎというか、ちょっとくらいは批判した方がいいんじゃない?とは思いましたが。


○総務相・郵政民営化担当相・竹中平蔵
○法相・杉浦正健
○外相・麻生太郎
○財務相・谷垣禎一
○文部科学相・小坂憲次
○厚生労働相・川崎二郎
○農相・中川昭一
○経済産業相・二階俊博
○国土交通相・北側一雄
○環境相・小池百合子
○国家公安委員長・沓掛哲男(参院)
○防衛庁長官・額賀福志郎
○金融・経済財政担当相・与謝野馨
○規制改革・行政改革担当相・中馬弘毅
○科学技術担当相・松田岩夫(参院)
○男女共同参画担当相・猪口邦子
posted by 熊谷としひと at 21:49| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(12) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日内閣改造〜四人組以外も注目〜

今日内閣改造&自民党役員人事があります。
小泉さん自身が後継者を指名すると言っていることもあり、メディア大注目の人事です。

メディアでは盛んに四人組(安倍晋三前幹事長、福田康夫前官房長官、麻生太郎総務相、谷垣禎夫財務相)の処遇が注目されていますが、個人的には与謝野政調会長、二階総務局長、町村外相の3人の処遇が気になります。

特に与謝野さんと二階さんは郵政法案に対する縁の下の働きが非常に素晴らしかったため、小泉さんはこういう人材を抜擢するのが好きなんじゃないかと思ってみたり。
posted by 熊谷としひと at 08:00| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(2) | 政治・経済・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする